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指導事例

Case Study

小中学生指導
いわき地区の実情
2023座談会

小学生学習指導 

 

 中学生になってからの苦手教科の原因は、そのほとんどが小学校高学年につくられます。學至会では、それぞれの生徒さんの状況に寄り添い、躓きをなくすよう指導していきます。

 

 躓きの原因は色々です。算数の躓きの原因が計算力の場合もあれば、問題を読み解く読解力の場合もあります。生徒さんを注意深く見守り、その原因を探し、それを解決する方法を探っていくのが學至会の指導です。

 

中学入試対策

   

 いわき秀英、磐城緑蔭、昌平、ふたば未来など、いわき地区でも公立私立共に中高一貫校が増え、入試にチャレンジする生徒さんが増えてきています。どの中学校の入試問題も小学校の教科書の内容にとどまらず、それ以上の知識が必要とされます。

 

 特にふたば未来の入試問題は「適性検査」という形で行われるため、その形式に対応するための練習が必要です。これまでの指導実績・合格実績を生かしてお手伝いします。

ふたば未来学園中学校入試

 

 ふたば未来の入試では「適正検査1,2」が課される。

適性検査1―内容は、主要4教科全体にわたり、それらが融合された形で出題される。

 複数の条件が与えられ、それらを同時に満たす解答を導き出すことで、問題に対する対応力、思考力、判断力が問われる。音楽・家庭科から出題されることもある

 

 適性検査2―与えられた課題について考えたことや感じたことなどを文章で表現する力が試される。聞き取り問題、作文(200字以上240字以内)を含む。  

 

 対策―5,6年の内容を中心に基礎学力の充実をはかる。6年内容は入試に合わせて先取り授業を行う。その上で、適正問題への対応力をつけるため多くの擬似問題に取り組む。

 

磐城緑蔭中学校入試

 

令和6年度の入試から理科、社会が無くなり、国語(100)算数(100)英語(50)の3教科になった。

 国語―半分が語句または文法の問題で、残りが読解問題。

例年問題形式が似ている。

 算数―難易度高め。教科書の範囲を超える問題もある。

 理科・社会―内容は教科書の範囲だが、学校の進度より早く進めて学習する必要がある。

 英語―今年度から導入された。ユメタンも範囲に指定される。

       

 対策―

①国語 熟語の読み(音訓)、熟語の組み立て、反対語や慣用句・ことわざ・四字熟語など憶える必要のあるものについて早くから取り組む。作文は短い文章から徐々に長く。

②算数 論理的な思考が求められ、説明を要する問題も課されるため、早い段階から「考えたことを言葉で説明する、または式で表す」ことに取り組む。

③英語―単語選択の問題や並べ替えの問題には中学校1年程度の文法が含まれる。読解問題についても類似問題による練習が必要。

いわき秀英中学校入試
    

①国語―始めに「言葉」についての問題があり、言葉の使い方や活用についての理解が必要。読解問題は、難易度はそれほど高くはないが、少し長めの問題で練習を積んだほうが良い。


②算数―計算問題から図形問題まで幅広く出題される。基本をきちんと習得することと、文章題に対応できる読解力が必要とされる。

③理科・社会―内容は教科書の範囲。ともに出題範囲が広いので丁寧に学習しておく必要がある。

中学生学習指導

 

 公立中学校、中高一貫校どちらの生徒さんに対しても、個別の状況に対応する授業を行います。

 

 必要とあれば、学年をまたいだ戻り授業を行います。土台を固めなければ、新しい知識の蓄積は望めません。

 

 先取り授業も行います。現在、公立中学校の生徒さんで中高一貫校のテキストを使って数学の学習を進めているお子さんもいます。

 

 集団塾で「わからない」と自身を無くしていた生徒さんが個別指導の中で少しずつ「できる」「わかる」を実感して自身を取り戻した事例は沢山あります。

2024年度ふたば未来学園中学校についての座談会

2024年入試について

 昨年同様、単純な知識の暗記で解けるような問題などは少なく、読解力や考察力、表現力、記述力が必要となる問題が多く見受けられました。英語の出題は2年目でしたが、昨年と同様の出題形式・難易度でした。来年度は大きく変わる見込みです。今のところ適性検査が1~3になり、英語のリスニング試験が行われる予定です。

 また、志願倍率は昨年より0.1ポイント下がって1.50倍となりました。以下2024年入試を総括してみました。

適性検査1

大問1

 (3)がやや特徴的で、中学で履修する公民の前提知識が必要になる出題となっていました。②は知識や読み取り能力だけでなく、文章化する能力も問われる内容になっています。

 

 例年、生徒に聞いた予想得点と点数開示を比較すると、かなり厳しめの祭典になっていると感じることが多く、記述対策の重要性は高いと感じています。

 また、昨年同様社会にまつわる計算問題は今年も出題されませんでした。(1)①ではグラフからの読み取る能力を問われるものは見受けられました。

大問2

 昨年と同様、算数に関しては、設定そのものは大分着手しやすい内容になりました。過去問にしっかりと取り組めていれば、それほど戸惑うような物ではありませんでした。

 {2}③は規則性に関する問題ですが、比較的扱いやすい難易度であったと思います。

 (3)③では、例年同様割合に関する問題でしたが、毎年のように出題されていて、割合の問題になれておくことの重要性は高いと思います。

大問3

 理科の内容については、ゼロカーボンにまつわる一貫した問題の流れでした。電気、生物など、幅広い分野からバランスよく出題されています。難易度としては易化しました。

適性検査2

 今年は記述文字数はさらに増加し、作文は200~240文字となりました。出題傾向としては大きく変化することはありませんでした。

 

大問1

 昨年同様、放送問題(リスニング)については、ふたば未来の問題は他の教材などに比べて長く、全部を書き取ることは難しくなっています。

 速記の技術習得はもちろんですが、過去問をこなしてどういったことが問われるのかを予測できるようにトレーニングすることが大切となります

大問2

 これまでは資料の読み取りに基づく出題でしたが、今年は文章読解のスキルが問われる出題に様変わりしました。文章の分量が増えて難易度が上がり、選択式の問題でなく、記述式の解答が要求されています。

 難易度は難化していると言えると思います。

大問3

 作文については、今までは2つのうちのどちらかを選んで書く、という条件が多かったのですが、今回は選択肢が増え、どこに着目するかを自分で決めなければならない、という難しさがありました。自由度が高い反面、根拠を提示する必要があるので、普段から資料の読み取りとそこからの文章化のトレーニングが必要になると思います。

 

 面接に関しては、小学生の面接としては厳しい雰囲気があると思います。和やかな雰囲気での練習だけでなく、初対面の大人との練習するなど、我々としても面接練習を強化していく必要があると感じました。

2023年度ふたば未来学園中学校についての座談会

2023年入試について

 昨年同様、単純な知識の暗記で解けるような問題などは少なく、読解力や考察力、表現力、記述力が必要となる問題が多く見受けられました。初めて英語が出題さてたのが特徴的で、今後恒例化されて難易度の高まる可能性もあると思われます。

 また、志願倍率は昨年より若干下がって1.60倍となりました。以下2023年入試を総括してみました。

適性検査1

大問1

 英語は出題されましたが、難易度は高くはなく、先取りが必要になるような問題はありませんでした。全体としてほぼ社会一色の大問となりました。

 社会は等高線の読み取り問題が出題されました。小学校ではそれほどしっかり習う内容ではないので、悩んだ児童も多かったかもしれません。(3)ではSDG'sがらみの問題もいつもより多く出題されていました。

 また、毎年のように出題されていた社会にまつわる計算問題は今年は姿を消しましたが(1)①などのようにグラフから読み取る能力を問われるものは見受けられました。

大問2

 算数に関しては、例年通り文章から情報をしっかり読み取って、必要な情報を的確に取り出す能力が求められる出題でした。設定そのものは、昨年よりは大分着手しやすい内容になりました。

 

 過去問だけではなく、こういった問題を解くに当たって適切な教材を探して対策していたため、当塾の生徒はそれほど難しく感じていなかったように思います。

 規則性を見出して考えるような問題も依然として出題されており、慣れない生徒にとっては厳しい内容であったと思われます。

 (3)②では、1次関数的な立式を求められる出題もあり、目新しい傾向となっていました。

大問3

 理科の内容については、「からだのはたらき」の単元の問題は初めての出題となりました。難易度としては難しいわけではありませんでしたが、(3)は理科と社会の中間的な内容となっており、単純な知識ではなく、その場で考える能力を求められていると思います。

適性検査2

 

 今年も記述問題での記述文字数は多く、100字以上140字以内でした。作文は160~200文字となっています。出題傾向としては大きく変化することはありませんでした。

 

大問1

 放送問題(リスニング)については、昨年同様でしたが、ふたば未来の問題は他の教材などに比べて長く、全部を書き取ることは難しくなっています。

 

 速記の技術習得はもちろんですが、過去問をこなしてどういったことが問われるのかを予測できるようにトレーニングすることが大切となります

大問2

 今年はここでもSDG'sにまつわる内容の出題となりました。世界の水事情に関する出題で、これから我々が指導する際に、多彩な内容の問題について普段から考えるような指導し、教材を準備していく必要があるかもしれません。

 難易度は例年と同様であったと思います。

大問3

 作文については、条件②が「グラフを見て気づいたこと」であるため、まずしっかりと読み取ることが必要になります。

 

 模範解答としてはメッセージ交換が中学生になると大幅に増えることに着目した考えをまとめればいいと思われます。しかし、大きな変化ではないものの、ゲームや学習に関する利用率にまとめることも可能ではあると思います。

 苦手な児童は自分の考えに固執してしまうような傾向が見受けられます。

出題者の意図をよく読み取って文章を作る訓練をすることで乗り越えられた子もいました。

 

 また、指定された分量を満たすような文章をはじめから書けと言われても筆が止まってしまう子も多く、そういった子には何を書くのかを少しずつ区切って考えるように指導することで克服できるケースがありました。

2022年度ふたば未来学園中学校についての座談会

2022年入試について

 毎年の傾向としては、漢字の書き取りや読み取り、単純な計算問題、理科の知識系問題などは少なく、読解力や考察力が要求される問題が多い、という特徴があります。歴史も年号の単純な暗記が全く必要ないわけではないですが、歴史の流れが判っていることの方がより重要な出題形式となっています。

 また、年々志願倍率が上がってきており、双葉枠を除いた一般受験では、公称の倍率(1.74倍)よりも高い倍率(2倍前後)になっている可能性が高いと思われ、合格するのは難しくなってきています。

以下2022年入試を総括してみました。

適性検査1

大問1

 社会は地理・公民・歴史が毎年バランス良く出題されています。歴史については学校では終わっていない範囲(明治以降)も出題されるので、予習が必要になります。

 過去には等高線の問題など、小学校の範囲を超えるものもありました。中学校の内容ですが、中学の予習をしておくべき、というよりは、初見の問題に対処できる能力をみるもの、と捉えた方がいいかもしれません。

大問2

 算数に関しては、以前は問題を解くのに必要な情報を自分で探さないといけませんでしたが、今年はどこをみればよいか、指示が明確であったので、全体として考えやすくなっていました。2019年くらいから徐々にその傾向が強まってきています。

 しかし、算数としての難易度が易化しているわけではなく、(2)②のように、図内に書かれているヒントが減っているものもありました。

 出題されている単元は同じようなところが多いと思います。距離や速さ、最大公約数と最小公倍数を扱う整数問題、平面図形(円の面積や円周、等積変形や対称な図形、縮尺など)、割合、といった単元です。

 単純に答えを書けばいいわけではなく、求め方を説明したり、選んだ理由を説明する問題も毎年出題されています。文章化するという点でハードルが高く、特別な訓練が必要な問題となっています。

大問3

 理科の内容については学習した範囲から出題されていますが、記述の問題が多いので、単語の丸暗記では対処できません。何を聞かれているかを把握する読解力と、考察力を必要とする問題構成となっています。

適性検査2

 

 作文問題以外に記述問題があり、今年は今までに比べて最長でした。(120字以上140字以内)。接続詞などの誘導もないので、どの情報を引用するか、どのようにまとめるのかを整理してから記述しなければならず、総合的な記述力が必要で、付け焼き刃の学習では対処できない内容です。作文自体はいつもと同様の内容でした。

 

大問1

 放送問題(リスニング)については、読み上げスピードが速く、聞き取れた情報をすべて文字に起こすと間に合わないので、画数の多い漢字は避ける、必要な内容を記号で書くなどの工夫が必要となります。

 

 あらかじめ問題を見ることはできないので、聞き取った情報をいかにたくさん記録できるかが勝負の分かれ目になるので、速記の技術は大変重要になります。

大問2

 資料が3つか4つあるが、問題文にどこから読み取るのかの指示がきちんと書いてるので、正確に把握して考えることが必要になる。

大問3

 作文については、条件をよく読んで、出題者が求めていることを把握してからスタートするようにしなければならない。訓練としては添削が有効。他人の目が入らないと独りよがりな文章になってしまうこともあります。

入学後について

理科社会は公立中学校と教材、進度とも同じくらいです。

数学

 テキストは中高一貫教育用の教科書(体系数学)を使用して、中3の夏までに体型数学の1,2を完了します。中3の秋からは一般の高校の教科書に入ります。

 

 中3の夏休みの宿題では福島県の入試過去問をすべてやり、秋からは朝の課外などで47都道府県の入試問題をすべて解いていきます。冬休みまでに全部はやりきれないので、残った50%位は冬休みの宿題として課されました。かなりハードな内容となっています。

 2月には学力推移調査が行われます。全国の中高一貫校で実施されていて、かなり難易度が高く、それに向けた対策という側面もあります。

英語

 公立中学校とも秀英中などとも異なるテキストを使用しています。英検は学校を挙げて推進しており、最低ラインは中学校卒業までに3級取得となっています。

 進め方はかなり特別で、公立中学校と同じような教材を、4倍ほど速いペースでやって、1年間で4周回す、といったスタイルになっています。一つ一つの文法をがっつり演習する、というよりは、何周も回すことによって定着率を上げることを目的としたスタイルになっているのだと思います。

 

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