​ホーム>指導事例​>小中学生英才教育

 

指導事例

Case Study

1/4
小中学生英才教育
小三の2月、とは何のことか
わかりますか

中学受験の現状

 

「小学校3年生の2月からスタート」

 

 そう聞いて何のことかお分かりになりますか?

 

 これは中学受験の勉強の一般的な開始時期です。首都圏での入試は1月から実施され、2月の初めにはほぼ終了するため大手進学塾の新4年生向け難関校対策カリキュラムもこの時期から始まることが多いようです。

 

 小学校3年生から受験勉強を開始するというのは、中学受験がそれほど浸透していないいわき市における教育感覚からするとかなり早いと感じるかも知れません。しかし、例えば小学6年生およそ10万人のうち約4分の1の2万5千人が中学受験をする東京都など首都圏では決して早くはないのです。

 

 受験生たちは進学塾で3年ほどの時間をかけて4教科の受験対策をし、開成や麻布、桜陰や女子学院などの難関の私立中高一貫校を目指し、厳しく狭き門をくぐり抜けようと必死で努力しています。

 

 彼ら・彼女らが直面する入試問題はその難しさもさることながら、これまでの知識重視型から最近では「思考力」や「表現力」などを問う新傾向へと変化しつつあります。これは、現在の大学入試センター試験に代わり、2020年度に始まる『大学入試共通テスト』を見越したものであり、受験生たちは小学生の段階から大学入試をも意識することになるわけです。この意識の差はいわきのような地方の同学年の児童と比較して、非常に大きいのではないでしょうか。

 

 ちなみに下の赤字部は進学塾で中学受験対策として組まれる算数のカリキュラム例です。当然、小学校の授業だけでは中学入試問題に対応することは非常に困難であるため、学習内容の先取りが前提となっています。


 基本的に、通常は小学校で扱われる内容をほとんど4年生のうちに終了させたうえで、小学校で扱われないが受験には必要な内容を5年生までに終わらせます。

 

 そして、6年生の段階では新しく学ぶ単元はほとんどなくなっているので、それまでの総復習と受験レベルの問題演習をどんどん進めることが可能になり、その後に入試の過去問を解くという流れになっていることが多いです。

 

 そのため、学習指導要領に沿った通常の公立小学校のカリキュラムとは大きく異なっています。

算数カリキュラム例
 

4年生 
・数の性質の基本
・四則計算
・平面図形の基本
・円とおうぎ形
・立体図形の基本
・特殊算
・その他の単元の基本

 

5年生
・4年生までの復習
・平面図形
・立体図形
・速さ
・割合と比
・数の性質
・規則性
・場合の数

 

6年生
・5年生までの復習
・立体の切断
・図形総合
・文章題総合
・数の問題総合
・入試演習(過去問)

 このような先取りのカリキュラムは算数以外の科目でも同様です。算数と並び、受験科目として重要な国語でも入試では高度な読解力が要求されます。そしてその読解力を問われる入試問題には、説明文・物語文とも文章中に難易度の高い語句や中学レベルの漢字そのものが出題されるような学校も存在します。


 その対策として、漢字検定を通常の5級(小学校6年生終了程度)にとどまらず、4級(中学校在学程度・1322 字)や3級(中学校卒業程度・1607 字)まで、受験勉強が本格化する前に取得してしまうお子さんも珍しくはありません。漢字を含めた語彙力を高めておくことは、受験国語攻略の有効な一手となります。

 

 

中学校入学後

 

 入試の時点で問われる「思考力」や「表現力」は、入学後の学習カリキュラムの中にも組み込まれるため、6年間という十分な時間をかけて来たるべき『大学入試共通テスト』への準備を整えられる環境下に置かれます。

 それに加え一般的に公立校と比べて、私立中高一貫校は授業スピードが速いです。中学段階で早めに中学内容を終了し、高校の内容に入るため大学受験への対応により多くの時間をかけることができます。

 

 数学を例に挙げると、特に進度の早い学校では中学1年生で中学校の範囲をすべて終了し、2年生からは高校の内容に入ります。そして中学生のうちに高校2年生までの内容を終え、高校生になると入試問題を中心とした演習で更に学力を高めていきます。

 

 他の科目もかなりのスピードでカリキュラムを消化し、高校2年生の段階で高校3年生の模擬試験を受けます。上位の生徒はこの時点で東大A判定を獲得。つまり、高校2年生の時点で東大に合格できる学力を既に身に付けているわけです。

 

 彼らのような同級生が、お子さんの大学受験時の「競争相手」となります。

 

 

対策

 

 ここまでの学習環境の違いを認識されていたでしょうか。

 上記のような現状を踏まえ、近い将来の大学入試で全国のライバルたちに対抗するためには、いわき市の小中学生は今からどのような学習をすれば良いのか。その答えは簡単には見つけられないかも知れません。しかし当塾では、全国レベルで戦うためのノウハウを持つ経験豊富な講師陣がそのお手伝いすることができます。それこそが學至会の存在意義の1つでもあるのです。

​カリキュラム具体例

カリキュラム.png

​學至会の実践 

 

 

 

S君の事例 (報告日 2019年4月10日 小5)講師名 河合久子

 「今日は何やるの?」

 S君の授業は、いつもそんな言葉から始まります。

 

 「何」とは、勉強する教科のことではありません。もちろん、国語・算数・理科・社会の教科の勉強もやりますが、S君の授業では、それ以外の「遊び」の時間があります。

 

 S君と初めて会ったのは、彼が小学3年生のときでした。3年生で、90分の授業をただ教科の勉強をするだけではもたないかもしれない。彼の興味を逸らせないために何か工夫をしなければ…。

 

 もちろん、それは「ただの遊び」であってもいけない。楽しみながらS君の力を伸ばせるもの、集中力を高められるもの…そんなことを考えながら選んだのが『知育パズル』でした。

 

 一緒に勉強するようになってから丸2年、これまで沢山のパズルに取り組んできました。複数の条件をクリアしながら解く計算パズル、障害物を除けながら指示されたマスをすべて通って描く一筆書き、文章を読んで人と物を組み合わせていく推理パズル、言葉を学べるクロスワードパズルもありましたし、文章を読んでそれを絵に描いたこともありました。いろいろなパズルを試しながら、S君が興味を持つものを探していきました。

 

 S君は、パズルを解くことを「遊び」と認識し、楽しんでくれています。難しさに頭を抱えることがあってもそれが解けたときの笑顔は、とても満足そうです。

 

 パズルは、簡単なものから始めて徐々に難易度を上げていきました。最初は楽々解いていたS君も少しずつ考え込むようになって、それに伴って集中が深まり、頭をフル回転している様子が見られるようになりました。この「頭をフル回転させること」が、実はとても大切なのです。結果として答えを導き出せるかどうかということよりも、答えを導き出そうと頭をフル回転させることがさらにその上の力を生み出してくれます。

 

 文章を正確に読み取る力、示された条件を整理する力、何が問われているかを正確に理解し、考えを組み立て、正解にたどり着く力がついてきます。S君も教科の問題を解いているときに、間違えた場合、自分がどこでまちがえたのか見つけるのがとても速くなりました。算数の計算問題を解いているときも常に工夫することを忘れませんし、何より暗算の正確さが増してきました。これからもどんな力が生まれてくるのか、楽しみです。

​​

X君の事例 (報告日 2019年7月02日 中1)講師名 河野太陽

 将来は医師になりたいというX君。小学生の時は集団型の塾に通っていました。

 中学入学直前の3月から學至会での指導を開始。英語は別の塾で学習を進めているため、學至会では現状では数学のみを先取りして授業を進めています。公立中学校に通っていますが、学校の教科書はほぼ無視して、中高一貫校用の教科書と問題集を購入してもらい、この教材を利用して進めています。

 学校ではようやく正負の数が終わり、文字と式に入ったあたりなのですが、X君は中2レベルまでの数式変形の処理を終え、1次方程式、連立1次方程式も完了。中2の1学期の内容なのですが、あっという間にクリアしてしまいました。

 一番はじめの授業で、つるかめ算についての質問があったのですが、連立方程式の説明まで待ってくれないか、という話をしてしばらく保留。連立方程式履修のタイミングでつるかめ算についても説明し、現在では深く理解できています。

 現在は高校の履修範囲である1次不等式と格闘しています。理解度は高く、宿題にも積極的に取り組んでもらえています。細かい計算ミスなどはまだあるし、得点稼ぎ的な学習法もないではないですが、そういったことに触れる時間は極力少なくして、数学そのものの理解度向上に比重を置いて授業を進めています。

 

 その甲斐もあってか、数学を楽しんでもらえています。新しいことを吸収することによって知識欲が満たされていくことを楽しむ感覚を持っていて、何よりその姿勢が素晴らしいのです。先取りして学習を進めることそのものにも面白みを感じてもらえています。

 今後は正比例、反比例までひとまず代数系の単元の学習を進めて、幾何の学習へと駒を進めていく予定です。ある程度1年の学習内容をやり終えてから再び代数に戻って関数マスターを目指します。

 世の中高一貫校よりもはるかにハイペースで進んでいくX君には末恐ろしささえ感じています。東大理Ⅲなどとせこい(w)ことは言わず、ハーバードやMITあたりを目指してはもらえまいか。そんな気にさせられてしまいます。