いよいよ受験生としての一年が始まります。
すでに目標を定めて勉強を進めている人、部活動に全力を注ぎながら区切りを考えている人、まだ志望校を決めきれていない人。さまざまな状況の中で、新しいスタートを迎えていることでしょう。
これまでの義務教育では、自分で進路を選ぶ必要はありませんでした。しかし高校受験は、初めて「自分で道を選ぶ」経験になります。大いに悩み、迷ってください。その過程そのものが、次の成長につながります。
ただし、一つだけ忘れてはいけないことがあります。
それは「時間には限りがある」という現実です。
これまで多くの受験生を見てきて、何度も耳にしてきた言葉があります。
「もっと早く始めていればよかった」
時間は戻りません。だからこそ、今この瞬間をどう使うかが、結果を大きく左右します。
まだ志望校が決まっていなくても構いません。
しかし、そのときに備えて「選べる状態」にしておくことはできます。
そのために必要なのが、基礎学力の積み上げです。
まず取り組むべきは、1・2年生の内容の総復習です。
これを夏までに一通り終えることを目標にしてください。受験は基礎の精度で決まります。ここを曖昧にしたまま先へ進むと、必ずどこかで行き詰まります。
次に、3年生の学習です。
これは新しく学ぶ内容であり、後から十分な復習時間を確保することはできません。だからこそ、日々の授業と定期テストを「そのまま受験対策」として捉えてください。一つひとつを確実に理解し、取りこぼしをなくしていくことが重要です。
何から始めればいいかわからない場合は、まずは得意な教科、あるいは取り組みやすい教科からで構いません。大切なのは、完璧な計画ではなく「最初の一歩」を踏み出すことです。
高校受験はゴールではありません。
あくまで次のステージへ進むための通過点です。
しかし、この通過点でどのような選択をするかによって、その先の可能性は大きく変わります。
今の積み重ねが、未来の選択肢を広げます。
一歩ずつで構いません。
確実に前へ進んでいきましょう。



