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医学部への扉

Faculty of Medicine

医学部への扉
医学部を志望する皆さんに有益な情報を共有するページです
 學至会の強みの一つ、それが医学部進学に関する様々なノウハウを有することです。塾の規模は大きくありませんが、これだけの進学実績を積み上げてきました。

 会員の方はもちろんですが、医学部に進学したいと思っていらっしゃる全ての方々にとっても有益な情報を余すことなく掲載し、皆さんの夢を後押しして参ります。


學至会では以下のようなバックアップを行っております

学力試験対策として
個別指導
オンライン個別指導
・医学部生によるオンライン指導(準備中)
ハイレベルな集団型授業(アルティメット数学)
・医学部レベルの夏期講習 冬期講習
予備校コース

総合型、推薦試験対策として
個別指導
小論文指導

準備書類に関する指導

​もちろん面接試験指導も行っております。


また、いわき地区ではどうしても不利になりがちな
・早期英才教育指導
・先取り学習個別指導

​などを行い、総合的に医学部進学をサポートしております。

「未来の医師を目指す者に課されるのは、知識だけではない。」

1. 現状の厳しさ

近年、医学部医学科の入試は人気の高まりとともに難易度が増しています。理系・文系の枠を超えた幅広い学力に加え、小論文や面接を通じて人間としての総合力が問われるのが特徴です。

2. 多様な選抜方式

大学ごとに特色があり、AO入試や推薦入試、地域枠など多様な方式が存在します。そのため、自分に合った大学や入試方法を選ぶこと自体が大きな課題となっています。

3. 準備の重要性

志願理由書などの準備書類は多く、時間をかけて丁寧に仕上げる必要があります。學至会では、難易度の高い学科試験の対策はもちろん、医学部進学に必要なノウハウを総合的に提供しています。

4. ライバルの実力

医学部を目指す生徒の多くは全国トップクラスの高校に在籍し、日々努力を重ねています。中高一貫校やb中等教育学校などでは数学ⅢCを高1で修了する所もあり、数学・理科オリンピックに挑戦する生徒や、中学で英検準1級を取得する生徒も珍しくありません。高校入学時点で既に差が生じているのです。

5. 合格への道筋

険しい道ではありますが、合格までの道筋はプランニングシートで明確に示すことができます。強い意志を持ち、粘り強く取り組むことが求められます。場合によっては、志望校や学力を考慮し、学業以外の活動を控えるよう助言することもあります。それほど医学部進学は厳しい挑戦なのです。

6. 客観的なアドバイス

後になって「そのとき言ってくれればよかった」と後悔しないよう、客観的なアドバイスを心がけています。もちろん、人生において何を優先するかは人それぞれですが、医学部進学を目指すなら覚悟が必要です。

7. 他学部への対応

なお、医学科以外の医系学部(歯学部、薬学部、理学療法、看護学部など)についても豊富な指導実績がありますので、安心してご相談ください。

​医学部医学科 合格実績

緑字をタップすると合格体験記にジャンプします。

2026 福島県立医科大学​

2026 福島県立医科大学​

​2026 東北医科薬科大学

2025 東北大学

​2025 福島県立医科大学​

2025 福島県立医科大学

2025 福島県立医科大学

2025 東北医科薬科大学

2023 秋田大学

2023​ 東北医科薬科大学

​2021 福島県立医科大学

​2019 福島県立医科大学

2019 順天堂大学

​2019 日本医科大学

2019 昭和大学

2018 自治医科大学

2018 岩手医科大学

2017 埼玉医科大学

2017 北里大学

他 東北大、岩手医科大学 北里大学 ​杏林大学 昭和大学 帝京大学 獨協医科大学 など

奨学金制度について

私立医学部を目指すためには、どうしても超えられない金銭的な壁がある、と考えているご家庭も多いと思います。しかし、実は多様な奨学金制度が設けられており、一般的な私立大学の他の学部と比べ、遜色ない費用負担で進学が可能になる場合があります。

 

​実際に私立医大に進学した生徒が、

「資質や素養、情熱も能力もあるのに、金銭的理由で医学部進学を諦めるのはもったいない」

「こんなにいろいろな制度があるのなら、現役の頃から国公立や自治医科大だけに固執せず、もっと私大受験をしておけばよかった」

という話をしていたのは印象的でした。その当塾の卒業生から貴重な情報を寄せていただきました。ご参考になれば幸いです。

以下、東北医科薬科大学に進学した卒業生からいただいた情報です (2025年11月のお話)

福島県 医学部奨学金                  

 
【注意書き】奨学金制度は毎年変更が行われるので、気になる制度については各自調べること                    
                   

①福島県へき地医療等医師確保修学資金    

               
入学金100万円+月23.5万円が6年間で貸与(合計1792万円)。4月21日までに福島県に書類を提出し、面接を経て採用か否か決定。                    
・補足 初めての貸与は7月中旬、他の地域奨学金との併用は不可能(いわき市、南東北病院等の病院奨学金も不可)                    
採用人数は15名                    
卒後の初期研修は福島で行う必要があり、それを含めて卒後12年のうち9年間福島県で勤務。指定されたへき地に一年間以上の勤務が必須。                    
大学入学後に、採用が決定されるため確約とは言えない。(出身が福島県ならほとんどの場合採用される傾向)                    
東北医科薬科大学の東北地域定着枠(総合型選抜受験、一般受験東北地域定着枠)合格者で、福島勤務を希望する者は必ずこちらの制度に出願しなければならない。                    
【URL】https://fmu-rmsc.jp/want/
                   


②いわき市医学生応援修学資金      

             
月23.5万円が6年間で貸与(合計1692万円)。5月中旬までにいわき市に書類を提出し、面接を経て採用か否か決定。                    
・補足 いわき市の指定病院で卒後20年のうち、6年間の勤務が必要。                    
採用人数は10名                    
いわき市勤務の他の修学資金との併用が可能。(いわき医療センター奨学金も6年間で1692万円貸与され、その場合合計3384万円貸与)                    
他の修学資金と併用した際の条件については「いわき市医学生応援修学資金の募集要項」を参照に                    
大学入学後に、採用が決定されるため確約とは言えない。                    
いわき市では専門医をとれる診療科が限られているため、希望診療科の専門医をいわき市で取得できない場合は外部に出る必要がある。(その際の場所の制限はない)そのため、卒後6年間ぴったりで終了するとは考えない方が良い。                    
東北医科薬科大学の東北地域定着枠(総合型選抜受験、一般受験東北地域定着枠)合格者は、①の制度に申し込む必要があるため、こちらを第一候補に出願はできない。                    
【URL】https://iwakinoiryo.com/posts/kWqlz74g
                   

③福島民医連奨学金    

               
月15万円(特別貸与で月10万の加算可能)が6年間貸与で合計1080万(1800万円)。申請時期は問い合わせ必須。                    
・補足 民医連が指定する病院で卒後6年間(特別加算の場合は9年間)                    
他の地域奨学金との併用は不可能                    
民医連が協賛している病院での勤務なため、他の奨学金より勤務可能病院が少数。勤務可能病院は確認必須。                    
【URL】https://www.fuku-min.org/education/scholarship.php

 


④いわき市市立病院医師修学資金貸与制度

                   
月23.5万円が6年間で貸与(合計1692万円)。申請時期は4月30日まで。                    
採用人数は4名                    
・補足     いわき医療センターに卒後12年間の間に6年間勤務する必要がある。                
いわき市医学生応援修学資金との併用が可能。併用すれば私立医学部の学費の大半をカバーすることができる。                    
上記の場合、卒後12年間いわき市での勤務が必須になるため専門医取得を目指す場合、診療科に制限がかかってしまう。(いわき市で専門医取得できない診療科が多いため)十分に検討必要。    

【URL】https://www.city.iwaki.lg.jp/www/contents/1741672887913/index.html                
                   


⑤その他各種病院奨学金(条件の詳細はURL等から)

                   
・総合南東北病院 渡邉一夫記念奨学金                    
私立大学なら月40万円(合計2880万円)、国公立大学なら月30万円(合計2160万円)。                    
【URL】https://www.minamitohoku.or.jp/free/guidance2023.pdf

               
・かしま病院奨学金                    
入学金100万円+月23.5万円(合計1900万円)。                    
【URL】https://www.kashima.jp/recruite/scholarship/

               
・南相馬市立病院医師修学資金貸与制度                    
月23.5万円、24万円(合計1692、1728万円)                    
【URL】https://m-soma-hsp.com/recruit/scholarship.html

 ​編者註 

 他地域も含めると、このほか多数の奨学金制度が設けられていることがわかります。最新の情報を得るには

 ”病院奨学金 医学部

 で検索することをおすすめいたします

                                                                                                ページ上部に戻る

英才教育について

世の医学部へ進学するような学生はどのような生徒なのか。実際に進学した卒業生に聞いてみると、筑波大付属駒場、灘、開成、栄光学園、桜蔭、雙葉、ラサールなど、日本屈指の中高一貫校出身者がたくさんいるそうです。こういった高校では、中学の内容を中1の時点で完了し、高1までに高校の内容を終了、その後2年間時間をかけて受験対策する、と言うのが普通です。

そう言ったライバルと対等に戦うには、やはり先取り学習は欠かせません。若い学年のうちから高い意識を持ち、能力に合わせてどんどん学習を進めていくことが重要になります。可能であればそういった教育機会を生徒に与えることが重要になると感じております。

 

今は無料の映像授業なども充実しております。AIを利用した学習が効果を発揮する場合も多く、學至会でも積極的に利用するよう話しております。それだけでは補いきれないもの、プロの目線で生徒一人一人に必要な学習プランを提供できることが我々の強みでもあります。お困りのことがございましたら、お気軽にご相談ください。

指導事例

X君の事例 (報告日 2019年7月02日 中1)

 将来は医師になりたいというX君。小学生の時は集団型の塾に通っていました。

 中学入学直前の3月から學至会での指導を開始。英語は別の塾で学習を進めているため、學至会では現状では数学のみを先取りして授業を進めています。公立中学校に通っていますが、学校の教科書はほぼ無視して、中高一貫校用の教科書と問題集を購入してもらい、この教材を利用して進めています。

 学校ではようやく正負の数が終わり、文字と式に入ったあたりなのですが、X君は中2レベルまでの数式変形の処理を終え、1次方程式、連立1次方程式も完了。中2の1学期の内容なのですが、あっという間にクリアしてしまいました。

 一番はじめの授業で、つるかめ算についての質問があったのですが、連立方程式の説明まで待ってくれないか、という話をしてしばらく保留。連立方程式履修のタイミングでつるかめ算についても説明し、現在では深く理解できています。

 現在は高校の履修範囲である1次不等式と格闘しています。理解度は高く、宿題にも積極的に取り組んでもらえています。細かい計算ミスなどはまだあるし、得点稼ぎ的な学習法もないではないですが、そういったことに触れる時間は極力少なくして、数学そのものの理解度向上に比重を置いて授業を進めています。

 

 その甲斐もあってか、数学を楽しんでもらえています。新しいことを吸収することによって知識欲が満たされていくことを楽しむ感覚を持っていて、何よりその姿勢が素晴らしいのです。先取りして学習を進めることそのものにも面白みを感じてもらえています。

 今後は正比例、反比例までひとまず代数系の単元の学習を進めて、幾何の学習へと駒を進めていく予定です。ある程度1年の学習内容をやり終えてから再び代数に戻って関数マスターを目指します。

​・・・年月のたつのは早いもので、彼は2025年度入試で、無事現役で東北大医学部への進学を果たしました。

                                                                                                ページ上部に戻る

​一切の無駄を排除した通信制高校という選択肢

​學至会に併設されている通信制高校には、医学科特進コースが設定されています。

本コースでは學至会で提供される全ての医学部進学のための全てのサービスが受けられる他、徹底的に無駄を排除し、医学部進学のためだけに集中することができます。他の高校に進学し、學至会に通塾ながら医学部進学を目指している多くの生徒が抱えている不満を聞いてきた我々だからこそ、設立できたコースと自負しております。

​詳細はこちらから (さくら国際高等学校 いわきキャンパス 医学科特進コース)

小学生、中学生の頃から學至会に通っている生徒にとっては、シームレスな中高連携が可能で、生徒個々の進度・能力に合わせたペースで学習を進めることも可能です。

​もちろん医学部進学に求められる資質として、コミュニケーション能力やリーダーシップ、仲間と一緒に何かを作り上げていく力、体育会系の部活などで培われる体力なども含め、一般の高校で得られるものも多くあり、一概にこれを否定するものではありません。選択肢の一つとして、当校の存在も認知していただければと考え、こちらに掲載させていただきました。

特徴としては

  • 医学科進学実績豊富な講師陣による個別指導
    学習塾・予備校講師としてこれまで医学科受験生を多数指導してきた講師によるマンツーマン指導が週2回~受講できます。医学科進学のためのあらゆるノウハウをお伝えいたします。学習面のみでなく、高校生活のすべてをアドバイスいたします。

  • 個々の能力に最適化された宿題と授業
    生徒一人ひとりの学力や進捗状況に合わせた宿題や授業を提供し、効率的に学力を伸ばします。

  • 課外活動の強制なし
    生徒にとって必要性の低い課外授業に強制参加を求めることはなく、集中して必要な学習に取り組める環境を整えています。

  • 総合型・AO入試にも対応
    首都圏で主要な選択肢となっている総合型選抜やAO入試を複数校で受験できるように柔軟に対応いたします。特定の大学に限定することなく、幅広い選択肢を提供します。

  • 志願理由書・面接・小論文対策などにも対応
    一般的なペーパーテストに向けた学力対策だけではなく、受験に必要な様々な要件に対応するための指導を行います。グループディスカッション、MMI入試の対策も実施いたします。

  • ボランティア活動の紹介
    医学部受験に求められる要件を満たし、生徒の希望に合致するような様々なボランティア活動をご紹介いたします。

  • 幅広い医学的知識を提供
    普段なかなか聞くことのできない、医学部に進学している先輩の話を聞く機会を設け、医学部の実情や大変さなど、生の声を聞いていただくことができます。モチベーションの維持/向上のためにもご参加いただければと思います。

  • 進路変更への柔軟対応
    進路希望が変更された場合にも柔軟に対応し、生徒のニーズに合わせた進学指導を行います。生徒の志望に応じて、国公立大学だけでなく、私立大学も視野に入れた柔軟な受験指導を行います。

  • 大学入試基準に準拠した評価
    授業の質や定期テストの採点基準は、大学入試の基準に基づいており、受験に直結する力を育成します。

  • AIによる学習管理
    AIを活用した学習管理システムにより、教師の主観や生徒任せに依存せず、正確かつ効率的な学習進行を実現します。

  • 時間を自由に使える学習環境
    生徒は自分の体調や集中力に合わせて、最も効果的な時間帯に学習を進めることができます。昼間の授業で眠気に悩まされることなく、効率的に勉強できる環境を提供します。

  • 同じ志を持つ仲間との切磋琢磨
    高い学力を持つ生徒が集まり、互いに刺激を受けながら成長できるコミュニティを形成します。

  • 學至会予備校コースへの参加
    併設されている大学受験予備校の講座や季節講習などを若い学年のうちから受講し、高い学力を獲得することができます。

  • 全統模試の受験
    今の自分の到達度を測るために模試の受験は必須と言えます。該当学年の模試はもちろん、先の学年の模試の先取り受験も可能です。また、大学別オープン模試など、河合塾主催の模試は全て受験して頂くことが出来ます。

  • オンライン授業
    個別指導はオンラインでの受講も可能です。

  • 医学科の情報
    先輩たち(現役の医学生)から様々な話を聞くことができます。受験のこと、勉強法、学生生活や大学の雰囲気など。生の声を聞けることは、とても貴重な経験になると思います。

                                                                                                ページ上部に戻る

総合型選抜について

情報が不足しがちな選抜方式で、一般入試に比べ情報入手が難しい面があると思います。學至会では過去の受験生からの様々な情報を整理しております。これらを可能な限り公開し、未来を担う皆様のお役に立てればと考えております。

福島県立医科大学 総合型選抜(地域枠)

 

令和7年度(2025年度)入試より大きな変更があり、大学入学共通テストを課さない形態へと移行しています。また、選考の核となる**MMI(個人面接)**についても、受験生にとって最も対策が必要なポイントです。

 

この選抜は、共通テストの結果を待たずに11月下旬に合格が決まるため、早期に医学部合格を勝ち取る大きなチャンスですが、その分「適性」が極めてシビアに評価されます。

 

1. 【最重要】MMI(複数回個人面接)対策

福島医大の面接は、複数のブースを回るMMI(Multiple Mini Interview)形式です。

知識よりも「瞬時の思考力」と「対人能力」が見られます。

倫理的ジレンマへの対応:

「正解のない問い(例:限られた資源を誰に割り振るか)」に対し、論理的かつ誠実に応答する練習が必要です。

 

コミュニケーション能力:

提示されたシナリオに基づき、模擬患者(または面接官)を説得したり、共感を示したりするロールプレイング形式の対策を行いましょう。

 

一貫性の保持:

複数の面接官から異なる角度で質問されますが、自分の根底にある「医療への価値観」をブレさせないことが重要です。

 

2. 【総合問題】英語・数理的素養の融合

 

120分の試験時間で、高難度の問題が出題されます。

 

科学的思考力:

物理・化学・生物の知識を背景とした、実験データの解釈や仮説構築能力が問われます。

 

英語読解と論述:

医学系の論文や記事を読み、要約する、あるいは自分の考えを論理的に記述する力が求められます。

 

対策:

過去問に加え、他大学(順天堂大学や千葉大学など)の論述形式の問題や、医学部特有の英語長文に触れておきましょう。

 

3. 【グループ討論】協調性とリーダーシップ

 

5〜6人の受験生で、与えられたテーマについて議論します。

役割の理解:

司会(ファシリテーター)だけでなく、議論が脱線した際に修正する力や、発言の少ない人に水を向ける配慮が高く評価されます。

テーマの予測:

「福島の地域医療の現状」「AIと医療の共存」「予防医学の重要性」など、医療時事に自分の意見を肉付けしておきましょう。

 

4. 【自己推薦書】福島への定着と貢献

 

共通テストがない分、書類による「一次選考(書類審査)」が非常に重要です。

卒業後のキャリアパス:

卒業後、福島の特定の地域でどのように働くか、具体的かつ長期的なビジョン(キャリア形成卒後支援センターの活用など)を盛り込みます。

「福島」へのこだわり:

なぜ他県の地域枠ではなく、福島なのか。自身の経験(被災経験、ボランティア、家族の病気など)と結びつけて記述します。

 

合格までのマイルストーン

 

~9月上旬 自己分析・書類作成

  評定平均を維持しつつ、納得感のある志望理由書を仕上げる。

 

9月中旬 一次選考(書類)

 出願。この時期までに医療時事の知識を蓄える。

 

10月 総合問題対策

  英語・理科の記述対策。論理構成力を養う。

 

11月上旬 MMI・討論練習

 学校や塾で模擬面接を繰り返し、フィードバックを受ける。

 

11月下旬

 二次選考・合格発表: 共通テストを受けずに合格が確定。

                                                                                                ページ上部に戻る

.東北大学AOⅡ期入試について

 

​難関を突破した生徒さんからの情報です。

 東北大学のAOⅡ期入試は一次試験(筆記)と二次試験(面接)の二段階構成です。各選抜の詳しい情報については東北大学のウェブサイトにて数年分の過去問題とともに掲載されているため、そちらをご一読ください。ここではあくまで私の私見を述べます。

 筆記試験は一日で行われます。受験人数も多いですが、教室はいくつかに分かれていたため、そこまでの迫力は感じられませんでした。トイレもいくつかあり、教室も清潔で、職員の方の対応も丁寧だったので、環境面の不安はあまりないかと思います。

 

 試験は数学・理科・英語の三つです。私の感触としては、英語が重視されているように思います。数学と理科は問題の構成・内容ともに東北大学の前期試験に似ていて、難易度もそれと同等です。

 

 私が受けた年は数学がかなり難しく、一科目目から私は絶望しました。理科は難易度が低い問題もあるものの、時間が非常にシビアで、結局難しくなっています。数学と理科については毎年ある程度の変化があるため、来年以降も柔軟に対応する必要があると考えられます。

 

 一方、英語の問題構成はあまり変わっていません。大問4題構成で、すべて長文読解です。問題文量と記述問題が非常に多く、速読力・読解力・表現力いずれも高いレベルが求められます。ここについては學至会や学校で専門的な練習を積む必要があると思います。

 

 他方、語彙についてはそこまででもなく、難しい単語については問題文の横に訳が付されていたので親切でした。科学的・医学的な専門的文章が多く、面接で使うような医学知識を頭に入れておいた方がスラスラ解けると思います。

 

 AO入試の筆記問題では「受験する11月時点で翌年3月の前期試験に合格できるレベルの学力を有していること」が求められるといいます。筆記試験をクリアしないと面接に進めません。このように難しい試験ですが、前期試験より早く受ける入試にしては、準備がそのまま前期試験に活きてくるため、良い面もあります。

 次に待っているのが面接試験です。医学部受験においては当たり前にある面接ですが、AOⅡ期の面接は前期試験の面接のレベルをはるかに超えてきます。かなり練習を積まないといけません。一方、筆記試験に一抹の不安があっても面接試験で挽回することが可能です。実際、私の入試本番における順位を見てみても、筆記試験通過時には合格定員内にいませんでした。しかしその後の面接で追い上げ、辛うじて合格圏内に入ることができました。

 

 面接では、当日小作文課題があります。一時間程度です。今回の試験では、情報処理が求められる考察問題が一問、一般的な考察問題が一問、倫理的な問題が一問という構成でした。この小作文は、面接での評価の一助というような位置づけです。実際に今年の入試でも、小作文課題の最初の問題が面接試験においてもテーマとなっていました。

 

 小作文課題は一般的な小論文練習をしていればあまり怖くないと思います。医学知識や倫理観等、知識や情報は書籍などで事前に万全にしておきましょう。情報処理や考察も必要となります。これらはその場で頭を働かせることが求められますが、見方を変えれば予備知識が必要ないということです。

 

 小作文課題をこなした後、面接の自分の順番を待つことになります。自分の順番は試験当日にプリントで配られますが、私はその順番が非常に後だったので大変でした。最後の方だと小作文課題の後の休憩時間も含めて5 、6時間待つことにもなりかねません。その時間は地獄のようで、精神に悪いので順番は先の方がよさそうです。

 

 面接の特徴はプレゼンテーション課題があることです。今回の入試では、自分の順番になったらまず小会議室のようなところに通されました。ペンと画用紙のみが置いてあります。課題が渡され、自分の考えを画用紙に手書きでまとめ、面接会場に持参し面接官に発表せよということでした。画用紙は足りなかったら追加でもらうことができました。

 

 制限時間は15分だと言われたのですが、きっかりした時間に始まらなかったため、腕時計を見てもあまり時間経過を把握できず少々不安でした。課題の内容は先に受けた小作文課題の内容と連関しており、小作文課題を覚えていれば助けになりました。プレゼンテーション準備の15分は、私の人生で最も活発に頭を動かした時間だったように思います。かなりの難しさですが、ここをしっかりと決めてしまえばかなり有利に面接を進められます。実際に私が準備したプレゼンも、その後の面接官の質問に対してその内容をカバーしているようなものを作成できたので、質問に余裕を持って答えることができました。

 

 プレゼン課題に加えて「自己PRまたは自分が取り組んできた研究の発表」という時間があります。私は自己PRの方を選択しました。AO入試に出願する前に志願理由書や活動報告書も準備するのですが、それらの書類はそこまで精査されるというわけではないと思うので、自己PRで自分の思いや熱意を改めて面接官の方々に伝えられたことは良かったのではないかと思っています。

 このように、AOⅡ期入試は総じて難しい課題が多いですが、単なる筆記とも違い本質的な人間力が求められる試験なので、前期試験などとはまた違ったチャンスがあります。単純に受験回数も増えますし、周りより早く本番を味わえるため、ぜひ受験をお勧めします。

                                                                                                ページ上部に戻る

東北医科薬科大学 総合型選抜

東北医科薬科大学医学部の「総合型選抜(東北地域定着枠)」は、2025年度入試から新設された非常に新しい制度です。福島医大と同様に、この選抜も**「大学入学共通テストを課さない」**のが最大の特徴です(※一般選抜や共通テスト利用選抜とは別枠です)。

 

10月に試験が行われ、11月には合格が決まる超早期決戦となります。東北の地域医療を担う強い覚悟が求められます。

 

1. 【出願資格と書類】

評定と「東北」への想いまずは出願のハードルをクリアし、書類選考(1次)を通過する必要があります。

 

出願資格:

学習成績概評**「B(評定平均3.8)」以上**が必要です。

 

東北地域定着枠の理解:

この枠で合格すると、卒業後に宮城県以外の東北5県(青森・岩手・秋田・山形・福島)のいずれかで指定の期間、地域医療に従事する義務があります。「なぜその県なのか」「なぜ東北なのか」を、実体験(震災、地域の医療過疎の現状など)を交えて書類に落とし込むことが不可欠です。

 

2. 【小論文】

「理数英」の学力が見られる特殊型東北医科薬科の総合型における小論文は、一般的な作文ではなく、**「数学・理科・英語の基礎的な素養を問う問題」**が含まれる傾向があります。

 

英語:

医学的・科学的な内容の読解と、それに対する自分の意見を述べる英作文。

 

数理:

データの読み取りや、論理的な思考力を問う問題。高度な計算というよりは、「原理を理解し、言葉で説明できるか」が重視されます。

 

対策:

過去問が少ないため、同大学の「一般選抜」の基礎レベルや、他大学(東北大AOなど)の読解系小論文を参考に、**「図表を見て、論理的な根拠を添えて記述する練習」**を行いましょう。

 

3. 【面接】

「20分間の個人面接」で人間性を見抜く面接官3名に対し受験生1名の形式が基本です。録音・録画が行われるなど、非常に厳格に評価されます。

 

地域医療への「覚悟」を問う質問:

「なぜ東北なのか?(特に宮城県以外で働くことへの理解)」「医師不足解消のために、あなたならどう行動するか?」

 

コミュニケーションとストレス耐性:

圧迫感はないものの、深掘りされた際に一貫性のある答えができるか、また誠実な態度でいられるかが見られます。医療時事: 東北に特有の課題(高齢化、雪国の救急搬送、オンライン診療の可能性など)について、自分の意見を整理しておきましょう。

 

4. 【対策スケジュール】

短期決戦の勝ち方時期アクションプラン

 

~8月 評定の確定

東北各県の医療計画(第8次医療計画など)を読み、志望理由を固める。

 

9月 出願書類の完成

自己推薦書で「東北への貢献」を論理的に言語化する。

 

10月上旬 小論文・筆記対策

英語長文の要約、数理データの分析練習を毎日行う。

 

10月下旬 2次試験(本番)

面接・小論文の実施。

 

11月合格発表

ここで合格すれば年内に受験終了。

 

[アドバイス:福島医大との比較]

福島医大: 総合問題が非常に難解。MMI形式。

東北医科薬科: 東北5県への定着義務が明確。標準的な学力の「漏れ」を嫌う。東北医科薬科大学は、震災復興と東北の医師確保を目的に設立された大学です。そのため、**「どんなに厳しい環境でも東北に残り続ける人間かどうか」**を面接で一番見ています。

                                                                                                ページ上部に戻る

推薦入試について

総合型と同じく、情報が不足しがちな選抜方式で、どのような対策をすべきか苦慮なさっているご家庭も多いのではないでしょうか。學至会では過去の受験生からの様々な情報を整理しております。これらを可能な限り公開し、未来を担う皆様のお役に立てればと考えております。

福島県立医科大学 学校推薦型選抜 

🎓 1. 学校推薦型選抜とは(概要)

学校推薦型選抜 は、高等学校長の推薦を受けた受験者を対象とする入試方式で、
「学力のみならず、学業成績・人物・活動実績・志望理由など多面的に評価する」選抜です。
福島県立医科大学では、一般選抜(共通テスト+二次)に加え、多様な能力をみる選抜枠として実施されています。
 

推薦型選抜の特徴:

高校からの推薦が必須(人数制限あり)

大学入学共通テストの成績も評価要素

総合問題(思考力・表現力系)+面接評価 を実施

提出書類(調査書・推薦書・志望理由書等)も評価対象
 

📌 2. 募集区分(医学部)

福島県立医科大学 医学部の学校推薦型選抜は、主に次の枠で実施されます(2026年度入試実績)。


A枠(県内現役・既卒)    福島県内の高校卒業見込み・既卒    本学卒業後、県内の医療機関で一定期間の従事を誓約できる者。推薦人数に学校ごとの制限あり(A枠:1校あたり11名以内など)。
 

B枠(県外)    県外高校卒業見込み・既卒    福島県緊急医師確保修学資金の利用誓約のある者。
 

※どちらも 高校長の推薦必須 で、単願が基本です。
 

🧠 3. 選抜方式(入試の構成)

学校推薦型選抜は主に以下の評価要素・科目で選抜されます。

🧾 共通テスト

大学入学共通テスト の成績が評価に含まれる

推薦の対象として、高得点を求められやすい(例:合計得点の目安としておよそ80%以上が基準とされる場合あり)
 

📝 個別学力検査(総合問題)

総合問題(記述式主体) が必須。思考力・表現力・医学への関心を問う問題が多い。

体系的な知識だけでなく、「文章を読んで考えをまとめる力」「資料活用力」が問われる傾向。

配点は数百点程度(年度によって変動)。
 

👥 面接試験

個別面接で志望動機、人物像、医療への適性を確認。

説明力・志望理由の具体性、コミュニケーション力がかなり重視される。
 

📄 出願書類

調査書(学校成績)

推薦書(高校長作成)

志望理由書(受験者作成)
これらは総合評価の要素になるため、自己PRや学びの意欲を明確に書くことが重要です。
 

📊 4. 出題・評価の傾向

学校推薦型選抜(特に医学部)では次のような傾向があります:

✔ 思考力・表現力重視

総合問題では単なる暗記ではなく、

資料・文章の読解

自分の考えを論理的に述べる力

社会的・医療的テーマへの考察

などが問われる傾向です。
これは他大学の推薦・総合型選抜でも共通する傾向で、高校段階の総合学習や探究活動の成果が活きます。
 

✔ 面接での多面的評価

面接では人柄や志望動機を丁寧に掘り下げられることが多く、
自己理解・将来像・福島で学ぶ理由を明確に説明できるかが重要です。
 

✔ 学業成績の基準あり

共通テストと調査書の 学業成績・成績評価基準(概ね高得点) を一定水準以上求めるケースが散見されます。
 

📘 5. 対策(勉強法・面接・提出書類)
📚 共通テスト対策

国語・数学・理科・英語などの基礎を固め、特に高得点を狙える科目の安定した得点が重要(全体で80%が目標ライン)。
 

医学系は記述・総合力重視なので、過去問や類題で慣れること。

🧠 総合問題対策

読解演習・資料の活用練習

医療・社会問題等を題材にした文章作成・考察練習

探究活動や課題研究を普段から整理しておく

💬 面接対策

自己分析(志望理由・将来像・自己PR)

医療への関心と福島で学ぶ理由の具体化

模擬面接で表現力・質問応答力の強化

✍ 提出書類対策

志望理由書は明確な動機・計画性を示す

調査書・推薦書に沿った内容を面接でも説明できるよう準備

✅ 推薦型選抜は 学力だけでなく総合的な人物評価・志望動機が重要
✅ 共通テスト+総合問題+面接+書類で評価する多面的選抜
✅ 早めの準備(特に志望理由書・面接・総合問題対策)が合格の鍵

これまでの実績から、共通テストで80%を上回ることができれば、ほぼ合格できると考えております。2次試験の過去問も20年分ほどありますが、2020年度頃から大きく傾向が変わっており、理数系の試験問題は総合型入試のような出題から、通常の学力試験に近い問題に変質してきています。理科については物理の難易度は低く、選択することが有利になる傾向があります。

 

何より共通テストの結果が重要になりますので、まずその得点力向上を目指すことが重要です。

                                                                                                ページ上部に戻る

​帰国子女枠について

福島県立医科大学 海外教育プログラム選抜

學至会では福島県立医科大学 海外教育プログラム選抜の生徒さんに対する指導も実践して参りました。遠隔地でも、オンライン指導が可能です。評価は総合問題、面接の結果及び出願書類によってなされます。総合問題は総合型選抜の入試問題と全く同じものになります。つまり対策も総合型選抜に対するものと全く同じです。(ただし海外の高校では履修しない内容なども含まれており、その指導にはノウハウが必要であると感じております)

以下、令和8年度の募集要項を転記します(関係部分のみ抜粋)。

海外教育プログラム選抜(帰国生徒・私費外国人留学生)
 ⑴ 募 集 人 員
   若干名
  (注1) 海外教育プログラム選抜の募集人員(若干名)は、一般選抜(一般枠)の募集人員
(45名)に含まれます。
 ⑵ 出 願 資 格
   日本国籍または日本国の永住許可を有する者であって、次のいずれかに該当する者。また
は、日本の国籍を有せず、出入国管理及び難民認定法において、「留学」の在留資格を有す
る者或いは本学入学に際し、「留学」の在留資格を取得見込みの者で、次のいずれかに該当
する者。
  ① 外国において、学校教育における12年の課程のうち、日本の高等学校に相当する外国の
教育課程で2年以上継続して学校教育を受け、2023年4月から2026年3月31日までに卒業
(修了)した者または卒業(修了)見込みの者。
  ② 外国において、学校教育における12年の課程のうち、日本の高等学校に相当する外国の
教育課程で2年以上継続して学校教育を受け、引き続き日本の高等学校(中等教育学校後
期課程を含む)の第3学年に編入を認められた者で、2023年4月から2026年3月31日まで
に卒業した者または卒業見込みの者。
  ③ 外国において、次のいずれかの資格を2023年以降に取得した者
   ア スイス民法典に基づく財団法人である国際バカロレア事務局が授与する国際バカロレ
ア資格
   イ ドイツ連邦共和国の各州において大学入学資格として認められているアビトゥア資格
   ウ フランス共和国において大学入学資格として認められているバカロレア資格
   エ 英国において大学入学資格として認められているジェネラル・サーティフィケート・
オブ・エデュケーション・アドバンスト・レベル資格(GCEAレベル)またはインター
ナショナル・ジェネラル・サーティフィケート・オブ・エデュケーション・アドバンス
ト・レベル資格(インターナショナルAレベル)〔数学、物理、化学、生物のうち3科目
以上合格(評価E以上)していること〕
   オ 欧州連合構成国において大学入学資格として認められているヨーロピアン・バカロレ
ア資格
  ④ 国際的な評価団体(WASC,CIS,ACSI,NEASC,Cognia,COBIS)から教育活動等
に係る認定を受けた外国に所在する教育施設において、高等学校に対応する課程で2年以
上継続して学校教育を受け、12年の課程を2023年4月から2026年3月31日までに修了した
者または修了見込みの者。

  ⑤ 国際的な評価団体(WASC,CIS,ACSI,NEASC,Cognia,COBIS)から教育活動等
に係る認定を受けた外国に所在する教育施設において、高等学校に対応する課程で2年以
上継続して学校教育を受け、引き続き日本の高等学校(中等教育学校後期課程を含む)の
第3学年に編入を認められた者で、2023年4月から2026年3月31日までに卒業した者また
は卒業見込みの者。
   (注1) 「外国において、学校教育における12年の課程」とは、その学校が所在する国の正
規の教育制度に基づく学校教育として位置づけられていることが必要です。
       インターナショナルスクールやアメリカンスクール等の修了者については、③か
ら⑤の出願資格に該当する限り出願が認められます。出願資格について疑問のある
方は、出願前にご相談ください。
   (注2) 外国に設置された学校等であっても、文部科学大臣が高等学校の課程と同等の課
程を有するものとして認定または指定した在外教育施設に在学した期間は、出願資
格①及び②における「2年以上」の期間には算入しません。
   (注3) 出願資格に関する書類を、出願期間内に本学で受領できることが必須です。出願
期間後に各試験を受験する場合や、各試験を出願期間内に受験していても成績の受
領が出願期間後になる場合は出願できません。
 ⑶ 入学者選抜方法
   入学者の選抜は、総合問題、面接の結果及び出願書類を総合的に評価して行います。
  (注1) 総合問題Ⅰは、主として理数系の基礎的知識(大学において医学教育を受けるのに
必ず必要な知識)に加えて、論理的な思考力を問う記述試験で、英文による出題を含
みます。
      総合問題Ⅱは、主として論理的かつ多面的な思考力、表現力を問う記述試験です。
  (注2) 大学入学共通テストは課しません。
  ア 配   点

    総合問題Ⅰ 400点

    総合問題Ⅱ 200点

    面   接  60点

    合   計  660点

  (注3) 面接(配点60点)の結果は、総合判定に用います。
  (注4) 出願書類は総合判定で用います。点数化はしません

                                                                                                ページ上部に戻る

一般入試について(学力試験)について

文系科目について

まず、英語について。

医学部の英語は、どこの大学でも総合力が求められ、小手先ではどうにもなりません。

語彙、文法、読解、英作文について、バランスよく学習していくことが必要です。

学力の指標にもなり、総合型や学校推薦型入試にも使えるので、英検取得を目指すのが望ましいと考えます。

準1級までは最低限欲しいところです。

難関校を狙う学生はできるだけ早い段階で準1級を取得し、2年のうちに志望校の過去問に触れられると理想的なペースでしょう。

また、受験問題が医学系の論文ばかりを読ませる大学もあり、医学系の語彙はなるべく入れておきましょう。

ネットや生成AIで簡単に手に入ると思います。

 

次に国語について。

医学部受験において、実は非常に大切なのは国語力です。

共通テスト以外で国語を課している大学は少数ですが、英語の記述問題、総合問題、小論文等で、「書く」力は

非常に重要で、合否を左右するといっても過言ではないでしょう。

言語化能力は国語ばかりでなく、すべての科目に影響を与えており、理系の講師から「学生の国語力が不足しているために、文章題の読解がおぼつかない」という話をよく聞きます。

「共通テストだけだから」「私立専願だから」国語は後回しという学生はかなり多いですが、実際にはある程度の国語力がないと合格するのはかなり難しいでしょう。

なぜなら、学生が書いた答案だけでなく、面接においても言語化能力はわかってしまうからです。

理系だからと国語を敬遠するのはかえって合格を遠ざけてしまうと思います。

古典はともかく、現代文(特に記述問題)については積極的に取り組みましょう。

                                                                                            ページ上部に戻る

理系科目について

 

 ここでは一般的に医学部受験(一般入試)に間に合わせるための、高校3年のスケジュール例を掲載します。人により意見の合わない部分も若干あるかと思いますが、受験生の評価の高い教材例とともにまとめてみました。理系の問題集の選び方として、最優先してほしいのは、「解説のわかりやすさ」です。ひとり一人レベルによってわかりやすい解説も変わってくるので、自分の目で見比べて判断することが大切だと考えています。

1、2年生のスケジュールはここから逆算していただければと思います。 

(県立医大推薦に向けては、共テ80%を目標とした学習が重要になりますので、状況は異なります)

医学部合格の鍵は、**「高3の夏休みが終わるまでに、全範囲の『典型問題』が瞬殺できる状態になっていること」**です。

1. 数学:高3夏までに「数III」を武器にする

数学は最も浪人生との差が出やすい科目です。現役生は数IIIの演習量が不足しがちなので、前倒しで進めます。

  • 【〜4月:基礎完成期】

    • 目標: 青チャートやFocus Goldの「例題」を、問題を見た瞬間に解法が浮かぶまで繰り返す。

    • 範囲: 数IA・IIBの総復習 + 数IIIの基礎計算(微積)。

  • 【5月〜8月:標準演習期】

    • 目標: 入試標準レベルの網羅。

    • 教材: 『一対一対応の演習(全6冊)』を強く推奨。

    • やり方: 1日5〜10問。解けなかった問題にはチェックを入れ、3日以内に解き直す。

  • 【9月〜11月:実戦演習期】

    • 目標: 難関大特有の「ひねり」に対応する。

    • 教材: 『新数学演習』または『やさしい理系数学(※名前ほど優しくない)』。

    • 意識: 1問に30分考え抜く力と、計算を簡略化する工夫を学ぶ。

 

2. 化学:知識の「精度」と「構造決定」

化学は医学部入試で最も高得点が安定しやすい科目です。

  • 【〜5月:理論の徹底】

    • 内容: 結晶格子、熱化学、溶液、平衡。

    • 教材: 『鎌田の理論化学の講義』などの講義本+『セミナー化学』。

    • ポイント: 公式の丸暗記ではなく「なぜその式になるか」を説明できるようにする。

  • 【6月〜8月:有機・無機完成期】

    • 内容: 有機化学の構造決定を毎日1問解く。無機は隙間時間に暗記。

    • 教材: 『化学・重要問題集(A問題中心)』。

  • 【9月〜12月:重要問題集・二次対策】

    • 目標: 『重要問題集』のB問題を初見で8割解けるようにする。

    • 強化: 医学部特有の「高分子」「アミノ酸」は、資料集の隅々まで読み込む。

 

3. 物理(または生物):早期完成が理想

理科2科目のうち、1科目は夏休み前に「過去問レベル」に到達していると、秋以降に英語やもう1つの理科に時間を割けます。

  • 物理の場合:

    • 〜6月: 『物理のエッセンス』を完璧にする。公式の適用条件を意識。

    • 7月〜9月: 『良問の風』を全問正解できるまでループ。

    • 10月〜: 『名問の森』。医学部で頻出の「原子」分野を後回しにしない。 

  • 生物の場合:

    • 〜6月: 教科書の傍用問題集で用語を完璧にする。

    • 7月〜9月: 『生物 記述・論述問題の完全対策』。医学部は記述が多いため、採点官に伝わる文章力を養う。

    • 10月〜: 図説(資料集)を使い、実験考察問題のパターンを網羅する。

 

4. 週間スケジュールのイメージ(高3・平日)

医学部合格には、平日は最低でも6時間、休日は12時間以上の学習時間が一つの目安です。

 

時間帯内容意識すること

朝(登校前)英単語・化学の暗記脳がフレッシュなうちに詰め込む

放課後〜20時数学(ヘビーな演習)集中力が必要な数学を先に終わらせる

20時〜22時理科(化学・物理/生物)1日1時間は必ず両方の理科に触れる

22時〜就寝英語長文 or 復習その日のミスをノートにまとめる

5. 医学部特有の「ミスノート」作成のススメ

医学部入試は**「1点のミスが数十人の順位を入れ替える」**世界です。

  • 作り方: 計算ミス、問題文の読み飛ばし、勘違いなどを、ルーズリーフに1件1ページで記録します。

  • 活用: 模試や本番の直前10分間にそれを見返すだけで、失点を防ぐ最強の武器になります。

 

                                                                                              ページ上部に戻る

面接対策について

まず受験生がするべきことは、志望大学のアドミッションポリシー(一言で言えば、**「大学側が『うちの大学には、こういう学生に来てほしい』と宣言している公式のメッセージ」**のことです。)をしっかり読み込むことです。これを理解することは、学科試験と同じくらい重要です。

福島県立医科大学を例に、その重要性とチェックポイントを解説します。

 

1. なぜアドミッション・ポリシーが重要なのか?

医学部の面接や小論文は、単に性格が良い人を探しているわけではありません。**「大学の理念に合致し、将来その地域の医療を支えてくれる人」**を選抜するための試験です。

  • 面接の採点基準: 面接官はアドミッション・ポリシーを基準に採点する場合があります。

  • 志望理由書の背骨: 自分の過去の経験と、大学が求める人物像を結びつけることで、説得力のある志望理由になります。

 

2. 福島県立医科大学のアドミッション・ポリシー(要約)

各大学により、当然アドミッションポリシーは異なります。以下参考として、福島県立医大の理念やアドミッションポリシーを転載いたします。(2026年度入試 募集要項より)

福島県立医科大学の理念  

福島県立医科大学は、県民の保健・医療・福祉に貢献する医療人の教育および育 成を目的に設立された大学である。同時に、研究機関として、不断の研究成果を広 く世界に問いかけるという重要な使命を担っている。  もとより医療は、すべての医療人が共に手を携えて、すべてのひとのいのちと健 康の問題に真摯に向き合い、その未来を拓く営為である。その基盤とすべきところ は、個人の尊厳に対する深い配慮と、高い倫理性である。  福島県立医科大学は、以下に掲げることを本学の理念として、教育、研究および 医療を幅広く推進していくものとする。

1 ひとのいのちを尊び倫理性豊かな医療人を教育・育成する。

2 最新かつ高度な医学、看護学および保健科学を研究・創造する。

3 県民の基幹施設として、全人的・統合的な医療を提供する。

 

福島県立医科大学のアドミッション・ポリシー  

本学は、次のような資質を持つ学生を求めます。

●高い倫理観と豊かな人間性をもち、命を尊ぶ心を備えた人

●十分な基礎学力を有し、医療に関する高度な専門的知識・技術の修得を目指す人

●コミュニケーション能力にすぐれ、協調性を持つ人

●地域の発展や東日本大震災からの福島県の復興に貢献する熱意を持つ人

●科学的探究心と創造性を備え、医療の分野で、世界に飛躍しようとする志を持つ人

 

3. 面接での具体的な活用例

「アドミッション・ポリシーについてどう思いますか?」と直接聞かれることは稀ですが、回答の中に**「キーワード」**を忍ばせます。

NG回答: 「将来は立派な医師になって、病気の人を救いたいと考えています。」 (※どこの大学でも言える内容です)

OK回答(ポリシーを意識): 「私は、貴学のアドミッション・ポリシーにある**『地域医療への貢献』と『新時代の医療の創造』という点に深く共感しています。震災を経験した福島だからこそ取り組める『県民健康調査』**などのデータに基づいた予防医療を学び、将来は福島県のどの地域でも信頼される医師になりたいと考えています。」

最近はAIの進歩は著しく、gemini,chatGPTなど、以下のようなプロンプトで詳細な想定問答集をあっという間に作ってくれます。

「〇〇医大の医学科の、面接試験の想定問答集作って。通常50題、圧迫30題 解答例付きで」

ただし、これを暗記するだけでは対策になりません。自分の実体験に紐づけることが大切です。AIの回答例はあくまで参考にし、きちんと調べ、深く考え、自らの言葉を紡ぎ出せるようにしておかねばなりません。また、姿勢や目線、立ち居振る舞いなども含めて、学校や塾の先生など、客観的な目で見てもらうことも大切です。

                                                                                                ページ上部に戻る

志願理由書について

 

1. 志願理由書の基本構成(黄金の4ステップ)

論理的で説得力のある文章にするために、以下の流れで構成するのが一般的です。

 

① 医師を志したきっかけ

 自身の体験(病気、家族、ボランティア等)に基づいた、具体的で個人的なエピソード。

② 理想の医師像

 ①を経て、どのような医師になりたいか(地域医療、研究医、専門医など)のビジョン。

③ 大学の志望理由

 「なぜこの大学か」。アドミッション・ポリシーや独自のカリキュラムとの親和性を述べる。

④ 自己研鑽と決意

 医学部での厳しい学びにどう向き合い、将来どう貢献したいかという意気込み。

 

2. スキル向上のための具体的な手立て

「書けない」状態から「伝わる」文章にするための練習法です。

 

① 「自己分析」の徹底(ネタ出し)

いきなり書き始めるのではなく、まずは自分の年表を作ってみましょう。

深掘りの問い: 「なぜ看護師や薬剤師ではなく医師なのか?」「その体験で自分はどう感じ、どう行動したか?」

言語化のヒント: 抽象的な言葉(「人を助けたい」「感動した」)を避け、その時の情景や具体的な感情をメモします。

 

② 「アドミッション・ポリシー」の読み込み

各大学が求める学生像(アドミッション・ポリシー)を解剖します。大学の公式サイトで、**「求める人物像」「教育理念」**のキーワードを抽出してください。自分の強みと大学の特色(例:早期臨床実習、研究重視、地域医療枠など)をリンクさせる練習をします。

 

③ プレ面接を意識した「音読」

書いた文章を一度声に出して読んでみましょう。一文が長すぎないか(60文字程度が目安)、論理の飛躍がないかを確認します。**「面接官にここを突っ込まれたらどう答えるか?」**と自問自答することで、内容の密度が上がります。

 

④ 添削と修正のサイクル

客観的な視点は不可欠です。学校の先生や塾などの講師に依頼し、**「論理的におかしくないか」「独りよがりになっていないか」**をチェックしてもらいます。一度で完成させようとせず、5〜10回はリライトするつもりで取り組みましょう。

 

3. 医学部特有の注意点

 

倫理観の提示

医師には高い倫理観が求められます。自分のエピソードの中に、誠実さや責任感を示す要素が含まれているか確認してください。

 

学習意欲の具体性

「一生懸命頑張ります」だけでなく、「〇〇という制度を活用して、△△の知見を深めたい」といった具体的な学習計画に触れると評価が高まります。

                                                                                                ページ上部に戻る

小論文対策について

医学部小論文のテーマについては、大学によってかなりの差異があります。医学系の話題に特化した小論文を書かせる大学から、柔軟な発想、論理性、人間性を問うようなテーマを扱う大学まで様々です。医療系論文で問われるテーマについては、書籍やインターネット、AI等で確認しておきましょう。ベースとなる知識は前提条件です。

もう少し具体化していきます。まずは、受験予定の大学の過去問を少なくとも5年分は見てみましょう。傾向を確認したら、対策へと入ります。

 

小論文で最も重要なことは主張の一貫性です。最も学生がやりがちな過ちは、文字数の不足による付け足しです。これは読んでいてすぐにわかります。論理的考察が積み上がり、結論に向けて収束していくところで、いきなり異物が挿入されるイメージです。最悪です。

 

そうした事態を避けるためには、まずはゴール(結論)を設定しましょう。それを決めるまでは書き始めてはいけません。テーマに対して、自分なりの結論が定まって初めて、そこまでの考察ルートが決まり、書き出しが見えてくるのです。

また、字数の感覚も持っておかなければなりません。800字だとどれくらいの内容を盛り込めるのか。1000字、600字ではどうか、など、ある程度の量を書いておかないとその感覚は掴めません。

加えて、時間の感覚。考察の時間、実際に書き始めてからの速度など、これも把握するのにある程度の練習が必要です。そうして書いたものを信頼できる第三者に必ず見てもらうこと。第三者からの指摘で必ず気づきがあると思います。あとは、訓練を重ねるだけです。

 

文章は書けば書くほど磨かれていくので、時間のゆとりがあるうちにスタートしましょう。

                                                                                                ページ上部に戻る

再受験/多浪についての考え方

医学部受験ほどの狭き門は、人生の中でもそう多くないのではないかと感じております。私大では倍率20倍は普通、という世界ですので、当然のことながら受験に失敗する生徒も多くいらっしゃる事と思います。実際私どもの担当した医学部志望の生徒さんの中にも、多浪を経験されている方もいらっしゃいました。

私どものような立場の人間が言うべきことではないのかもしれませんが、浪人も一つの経験として捉えることもできると思います。編者も医学部志望ではありませんが、難関大志望者として浪人を経験いたしました。その受験には失敗したのですが、そこでの成長は人生の中で大いに役立っています。

医師という仕事はその性格上、精神的に落ち込む人々に寄り添っていかねばならないことも多いと思います。挫折を知っている人間は、経験していない人間よりもより適切なアプローチができるかもしれません。

多浪を経験することでモチベーションが低下したり、人生に悲観的になってしまう方もいらっしゃると思います。しかし実際に進学した生徒に聞いてみると、そんな必要は無いようです。もちろん学校にもよると思いますが、

「一浪が一番多く40%程度、次が現役で20%、その他40%くらいという構成です。2浪したときには心が荒んだが、入学してみたら2浪なんて当り前、という雰囲気があった。再受験の同級生には40代の方も2名いらしたし、純粋浪人では9浪、という方もいた。上の学年には15浪なんて方もいて、2浪くらいで悲観する必要なんて全くなかったんだ、ということが後からわかった」

という話をしていました。再受験も決して珍しいわけではなく、

・編者が過去に指導していた生徒のお父さんは、東京の文系国立大を卒業した後、医師を志して国立大医学部を再受験し、医師として活躍されている(息子さんも2浪しましたが医師として活躍している)

・編者の横浜市立大学の友人は、同大医学部病院の救命救急センターにて医事当直のアルバイトを経験したことから医療の世界に興味を持ち、数学科を卒業した後に1年勉強して同大学の医学部に入学、耳鼻科医として開業している

といった身近な事例も多くあります。

 

医師を志すこと、これには情熱と根気強さと決断力、、そしてある意味、諦めの悪さも必要なのではないか、と感じるようになりました。もし情熱があり、環境がそれを許すのであれば、医師を志すことを諦めない、または再チャレンジを検討するきっかけになれば、という思いから、本稿を掲載いたしました。

                                                                                                ページ上部に戻る

医学部生からのアドバイス

順天堂大学 医学科(2024年3月のお話)

 

いわきから医学部医学科を目指すあなたへ

 

 こんにちは。今回は医学部医学科を受験するということについて、私なりの想いをお伝えしたいと思います。

 はじめに、私が大学受験をしたのはもう5〜6年前になります。それだけの年月が流れると、当時私が受けたセンター試験は共通テストへと名前と、さらに中身を変えています。そのため、今回は受験に対する具体的なアドバイスとして最適なものを提供できる自信はありません。しかし、今でもひとつ言えることは、各大学の受験方式の特徴などについて自分でよく調べて欲しい、ということです。

 

 今受験勉強をしているあなたにとって必要なのは自分が受験する時の情報です。もちろん自分で調べるだけでなく、ご家族や、医学部を志望している生徒を継続的に指導している高校や塾の先生の助けを借りるのもいいと思います。あなたの周りに同じく医学部を目指す仲間がいるなら、情報交換などをすると良いかもしれません。当時同じく医学部を目指す学友と必死で勉強した日々はかけがえのないものでした。

 さて、具体的にどんなことを調べれば良いのですが、およそ80校ある医学部医学科から受験する大学を選ぶには、国公立か私立か(学費に大きな差があります)、推薦やAOを活用するならあなたが(現役で、あるいは浪人で)その方式を利用する資格があるのか、一般入試でも様々な方式があるので英検などの資格が利用できるか、共通テストや面接、各科目がどのくらいの得点配分になっているのかについて確認するのが良いのかなと思います。

 

 早い段階からこの大学を目指す!と決めるのも良いですが、しっかり勉強して見えた自分の強みから受験する大学を選ぶこともできると思います。具体的にこんなことを勉強したいからこの大学を目指す、というのも良いモチベーションになると思います。学費についてもさまざまなサポートが用意されているようなのでよく調べ、必要に応じて活用するのが良いと思います。

 さて、今回私は「いわきから」医学部医学科を目指すということをテーマにしているので、そのことについて考えていきましょう。いわき市から距離が最も近い医学部は福島県立医科大学医学部になるのではないかと思います。そこに進学した友人もいますが、皆一人暮らしをしているようです。つまり、いわきの実家から通える医学部はないということです。私も昔は一人暮らしに憧れていましたが、いざ一人暮らしをしてから、帰省すると母のご飯がおいしくてたまりません。

 

 しかし地方から大学を目指していた者として、親元を離れ都市部で一人暮らしすることには大きな憧れがあり、それをモチベーションとして受験勉強を頑張っていました。同じ大学の仲の良い地方出身の友人も「校外学習で東京に来て圧倒され、東京の大学を志望するようになった」と言っていましたし、そういった気持ちがあれば大事にして良いのかなと思います。成績についても、校内、いわき市内、福島県内だけに目を向けるのではなく、模試の成績などで全国との差を確認をすることなども重要です。全国のライバルに追いつき追い越せるよう、なるべく早くからしっかり勉強するべきです。

 医学部受験の特徴として今回挙げたいのは、面接の存在です。医学部受験において面接は必須となっています。大学によっては配点が大きい場合もあります。

 では面接でどんなことを聞かれるのでしょうか。志望動機、つまり医学部を、医師を目指した理由というのはすべての面接で聞かれるはずです。ここが今回私が最もお伝えしたいことなのですが、医学部を目指そうと思った強いきっかけを忘れないでください。医学部を目指す理由として、いくつもの要素があるかもしれませんが、面接ではその内容を上手にまとめて、ある程度簡潔に伝えなければいけません。私は初めて医師を目指すきっかけになったことはありのままを伝えていいのかな、と思います。誰かが病気になり、あるいは家族が医師だからといった理由もあるでしょう(小さい頃から医師の背中を見て育つというのは、良いきっかけであると思います)。

 

 大学の同期には医学部を目指す友人の勉強しているうちに自然と医学部を目指すようになったという人もいました。不老不死になるための研究がしたい、なんて言っていた大学同期もいましたが、とにかく、きっかけが大事であるのは間違いないと思います。そして面接で重要なのはきっかけの、その先についてかなと思います。

 

 いわきから医学部を目指すならばぜひ気にして欲しいことは、福島県の、あるいはいわき市の医療の状況についてです。全国的には医師の数は増加しているのですが、その偏在が問題となっています。また、福島県に特徴的な健康面の問題もあります。例えば喫煙率の高さ、生活習慣病や心血管疾患の患者さんの数が多いことです。これらの情報は県や市町村が発表している資料や、健康についての資料から得ることができるので、ぜひ調べてみてください。そういった問題に少しでも力になるために医師を目指すというのは、素晴らしいことであると私は思います。他に面接で重要なのは、ニュースで話題になるような医療、生命、科学についての話題について、自分で調べ、意見を持ち、論理的に説明できるようになることでしょうか。

 いわきの医療のために医学部を目指す人がいるならば私はとても嬉しいです。医学部に入ってからも長いですが、まずは医学部の入試に合格できるよう、頑張ってください!あなたとどこかでお会いできることを楽しみにしています!

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福島県立医科大学 医学科(2024年3月のお話)

 医学部、と聞いて真っ先に思い浮かぶことはなんですか? こう聞くと難関入試、エリートコース、入れば安泰等のイ メージを抱く人が多いと思います。実際医師免許は数ある資格の中でも最上級のものであ り、それをほぼ確実に取る事ができる医学部医学科は入れば安泰であることに間違いはありません。

 

 ここで1つ確認しておきたいのは、自分が本当にしたいことは何かが決まっているか、ということです。医学科は卒業までに6年、その後初期研修、後期研修と10 年以上の時間をかけてやっと皆さんが想像する医師になることができます。その中で膨大な医学に関する基礎知識や変化する最新の治療法を覚え続けなければなりません。数年前まで正しいと思われていたことが実は間違っていた、ということも少なくありません。

 それが辛いからやめろ、と言いたいわけではありません。それをやりきる覚悟がありますか、ということが言いたいのです。僕の周りには親が医者という人が多く、普通の人よりも医学の分野が身近にありました。その中で医師の仕事に対する憧れや地元の医師不足に対する危機感を抱き、医学部に行くことを決心しました。そこからは高校生活で勉強だけでなく医大で行われたボ ランティアに参加したり同じく医学部に行きたい人達と医学に関する題材でディベートをするなど様々な活動をしました。これらは僕が大学の推薦入試を受験した際に非常に役立ちました。

 

 硬い話になってしまいましたが、要するに大学に入る前に自分のやりたいことをはっきりさせておくことはとても大事だということです。大学に入るのにはもちろん学力がある程度必要ですが、それ だけが全てではありません。入試には様々な形式があり 自分に合うものを選べばそれだけで普通に受験するより成功率は上がるでしょう。學至会に通っている皆さんは恐らく受験に対してのモチベーションが高い人だと思うので、だからこそ普段の生活の中で少しだけ将来の事を考える時間を作って欲しいです。

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