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Special support education & counseling
コース案内
認知特性に基づく学習支援コース
学校ですくい取れない知性を伸ばす
教育と心理の両面から子どもをサポートします
「忘れ物が多い。話を聞いていないように見える。集中力がない。落ち着きがない。行間が読めない。しゃべりすぎる」といった行動面の問題や、「宿題をやりたがらない。漢字が書けない。読むのが苦手。作文が書けない」などの学習面の問題を抱える子は少なくないでしょう。
こういった、知的障害ではないけれど、行動面、社会面において何らかの問題があり、一斉授業や集団行動が難しい、いわば、障害と健常の「中間的」な存在の子ども達は少なくありません。彼ら(彼女ら)は、周囲からの無理解、または叱責などにより「自分はダメな人間」だと思いがちで、その自己肯定感の低下が二次的な問題の発現をまねいています。
やがて「意欲低下」「暴言・暴力といった極端な反抗」「強迫症状」や不登校、ひきこもり、ニート問題に繋がることが少なくありません。
周囲の無理解と、間違った対応によって生じるこうした二次的障害を防ぎ、社会の中で自立していける子ども達を育てるお手伝いをしたいと考えています。「臨床心理士」が親子の理解者となり、学習面と情緒面の両面からサポートいたします。
カウンセリングマインドを持った教育を提供します
臨床心理士が相談に応じます
臨床心理士が、認知特性を分析します。WISC-Ⅳなどの知能検査を受けたことがある方は、心理検査所見をお持ちください。受けたことがない場合でも、学校のノートや連絡帳、通知表や保護者様からの聴き取りを元に、実践の中からその子に適した学習方略を見つけ、個々のニーズに応じます。必要に応じ、学力診断も実施します。
子どもの気持ちに寄り添う
何に困っているのかを理解し、勉強という媒介を通して子どもを心理面からもサポートします。
LDをlearning disabilities ではなく learning differencesと捉える
LDは“学び方の違い”(2019年LD学会にて竹田契一氏提唱)と捉える視点で、それぞれ合った学び方を提案します。どの領域に得意・不得意があるかを把握し、強みがあればそこを活かすといった、それぞれの特性に合った方法で学習をすすめます。
進学を見据えた個別指導
療育ではありません。これまでの進学実績、経験を活かし、個々の特性に合った進路、進学先を見据え、その目的に沿った学習指導をおこないます。
Ⅰ)認知特性に基づいた学習支援
家庭で教えるのが難しい、学びに特異性のあるお子さまに対し、教育経験のある「臨床心理士」がアセスメント(子どもの状態を把握)し、認知特性に合わせた学習支援をします。
認知機能には記憶、知覚、注意、言語理解、判断・推論といった要素が含まれています。お子さまが何に困っているのかを明らかにし、それぞれに適した個別学習計画を立てていきます。まずは、得意な認知特性を活かして効率よく学習し、苦手な部分にチャレンジするための自信の土台を積み上げます。
勉強そのものサポートはもちろん、勉強を媒介として子どもを理解し、継続的に見守ってくれる専門家をもつことにも意義があると考えます。
小学生 1回60分、月4回から
中学生 1回90分、月4回から
ご利用料金(1か月あたり)
小学生 ¥20,020(月4回の場合)
中学生 ¥30,030(月4回の場合)
Ⅱ)心理・教育カウンセリング
お子さまの発達面、認知面、情動面などをアセスメントするスキルをもつ「臨床心理士」に繋がるには、学校(スクールカウンセラー)、医療機関、または医療機関からの診断を受けた上で福祉サービスを受ける必要があります。
そのため、学校や医師には相談しにくいという方にとって、気軽に相談できる場所がないのが現状です。お子さまに気になることがあるけれど、どう動いたらよいかわからないという方、まずはご相談下さい。
お子さまの発達についての心配や不登校・登校しぶりに関するお悩み、お子さま自身が抱える親や友達には言えない悩みなどに対し、安心して話せる場を提供しサポート致します。ケースの内容によってはその必要性やご要望に応じて医療、学校への橋渡しも致します。
※守秘義務は遵守いたします。また、多様なケース経験のある臨床心理士からスーパーバイズ(助言、指導)を頂きながらカウンセリングを行います。https://www.yamakioffice.com/
カウンセリング料金(1回あたり)
保護者 50分 6,600円
30分 4,400円
高校生・中学生 50分 4,400円
30分 3,300円
ASD自閉症
スペクトラム障害
対人関係やこだわり1.1%
ADHD
不注意 2.7%
多動性・衝動性 1.4%
知的な遅れ
通常学級での発達障害の可能性
LD 学習障害
学習面の著しい困難 4.5%
平成24年に文部科学省が実施した調査では、通常の学級に在籍する発達障害の可能性のある児童生徒は6.5%(教員により判断された回答に基づくもの)
学校へ行けなくても進学できる
学校には行きたくないけれど、勉強がおろそかになってしまうのは不安だ…。
それはごく自然な感情でしょう。大多数と違う道を進むのは精神的には大変です。自分を卑下して責めてしまうこともあるかもしれません。ですが、学校に行かないという決断ができる、ある種の強さを持っているのも事実です。個性が少し他の人と違うところにあるだけです。むしろ、その違いこそが将来、生きる力になる可能性にすらなる。
そういう学生の真の支えになりたいと學至会は考えています。完全マンツーマン指導を開塾時から続けている私たちには、一人一人にしっかり向き合い、それぞれにあった指導法を模索し、目標達成に向けて全力でサポートするという理念があります。周囲の目が気になる学生には、個室での指導も行っています。まずは、お気軽にご相談ください。
過去の指導事例
高校在学中に保健室登校となり、個別指導を開始。保健室登校はできても、教室へはなかなか行けませんでした。
しかし、塾ではとても明るく、勉強意欲も旺盛でした。慶應義塾大学に行きたいという夢を実現させるために、毎回、課題を与え、指導時に理解度をチェック。着実に学力をつけていきました。
一方で通学においては、保健室登校が長期化し、結局、高校3年生の秋に退学する運びとなりました。しかし、高卒認定試験をパスし、大学受験の資格を得て、受験にチャレンジしました。
結果は、目標としていた慶應義塾大学に合格することができました。決して平坦な道のりではなく、途中で彼女の精神の揺れも相当にありましたが、最後まで並走し目標を叶えることができました。
お電話にて現状をお聴きします
学校のノートやテスト、通知表など、普段のお子さまの様子が分かるもの、WISCなど心理検査所見をお持ち下さい。
ご入会
新めて、読み書き・算数についての検査を実施する場合もあります。
初回面談(インテーク)
お困りごとについての相談(生育歴や現状について詳しくお聞きします)
2回目以降
継続カウンセリングまたは相談
(時間、回数については初回面談時に契約)
・カウンセリングは、一緒に解決法を見つけていくものです。
・相談の場合は、改善に向けての工夫点などをアドバイスします。
医療、療育、他のカウンセリング機関へ
個別学習計画作成し、学習スタート
磐城女子高校
上智大学文学部独文学科
いわき明星大学大学院
人文学科臨床心理学専攻修士課程修了
臨床心理士 公認心理師
指導科目
小学4教科
中学5教科
高校英語
長曽我部尚子
会社勤務を経て結婚と同時にフランチャイズ学習塾を15年間運営。
個性的なお子さまや悩みを抱えた保護者の方々と出会う機会が多かったこと、また自子もいわゆるグレーゾーンであったことから、大学院で心理学を学ぶに至り、現在も病院臨床も重ねています。
前職では、1人ひとりの生徒との付き合いが比較的長く、なかには幼児期から高校生までの指導に一貫して携わる経験もさせて頂きました。子どもそれぞれに成長の仕方があるなかで、周りの関わり方や環境によってうまくいったケースも、残念なケースも見てきました。
また、病院臨床では、大人になって問題を抱えてしまった方達が、児童期はどのように過ごしてきたのかといった過去に遡った視点でも、多くの事例から学ぶことができています。そのなかで、強く感じることは
「適切な時期に適切な関わりを」
ということ。これが肝だと考えます。長期的なスパンから「今は何をすべき」かを考え、先を見据えた指導を心掛けます。これまで培った知識や経験を活かし、心理・認知面から一人ひとりの特性を捉え、科学的根拠に基づいた学習支援をいたします。学習支援以外にも、発達や教育についての相談にも応じます。